フリーエンジニアが年間3,600万円の売上を上げた方法を解説する | イリテク

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フリーエンジニアが年間3,600万円の売上を上げた方法を解説する

2018/08/19更新 カテゴリー:フリーランス 

はじめましての方もいると思いますので、自己紹介から。

入江慎吾と申します。Web制作会社に10年勤務後、2011年にフリーランスとして独立しました。

独立して7年経つのですが、売上は毎年右肩上がりで個人で年間3,600万円の売上を記録しました。これまでやってきたことを振り返ってまとめてみました。使えるところがあれば、使ってください。

自分のサービスをつくる

コネも何もない状態ではじめたので、最初の年は仕事がなく、ひたすら自分のサービスをつくっていました。1年で10個はつくりました。

これが直接成功したわけではなく、売上にもなってないのですが、仕事を呼び込むことにつながりました。

個人でサービスやアプリをつくってリリースしている人って日本で見れば数はかなり少ないです。(昔はもっと少なかった)

つくって出すだけでも、認知度上がります。実際、当時からTwitterのフォロワーは1,000人をすぐに超えてました。

サービスをつくってヒットしてもよし、そうでなくても実績になって、そこから仕事が発生するということで、いいことしかありません。

自分で作ったサービスは、言葉で経歴を説明する以上にわかりやすい実績です。ぜひつくりましょう。

1人じゃ難しい人は、チームで開発ができる入江開発室へ。サービス実績をつくれます。

ブログをつくる

自分のサイトはWord Pressで構築して、つくったサービスのことや、作るときにぶつかった技術的な問題と解決策をのせてました。

当時iPhoneアプリ開発の情報は少なかったので、同業者からのアクセスも増えました。その頃やっていたのはアプリの開発サポートです。

今やっているMENTAに近いですが、月額契約で個人メンターになって教えてました。出張で神奈川まで行って1週間教えたり、長崎大学にも行きました。

ブログは資産になりますし、自分の考えを知ってもらって問い合わせが入るので自動的にクライアントをフィルタリングしてくれます。ほぼ8割、ブログから仕事の話がきていました。

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受注率を上げるコツ

まず目的と予算を聞くこと。目的を達成するなら、自分だったらどうするか考えます。

例えば予算がないなら、Word Press使わずに無料ブログではじめてもいいですよね。

オンラインショップ作らなくても、十分便利なASPはたくさんあります。

打ち合わせの段階でそういう提案をしながら、予算感とやることを一緒に決めていくと、ほぼその段階で受注は決まります。

あらためて提案書をつくるのではなく、打ち合わせで提案しながら決めていく感じです。

支払ってもらえない!回収もれを防ぐには

フリーランスでお金を払ってもらえなかった!というトラブルを聞きますが、僕は一度もありません。

コツは単純で着手金を半分もらっておくことです。そうすれば、すでに払っているので、完成させようとする意識になります。

顧問契約にする

請負契約ではなく準委任契約で受けます。具体的には200万円の案件なら、10ヶ月20万円で契約します。

請負契約だと最初に仕様を決めて見積をださないといけませんが、システムなんて最初に仕様決めれません。サービスもつくりながら、形を変えていきます。

顧問契約(準委任契約)にして、月にコミットする時間を決めて、クライアントのリモート社員のようなスタイルで契約しておけば、仕様を決めながらプロダクトを開発していくことができます。

クライアントも最初に大きな費用がかからないし、少しづつ完成物を見ながら軌道修正できるので喜ばれます。

そして、そのままシステムを作った後も保守だったり、継続的な開発が続くことが多いです。(そのためにはこちらからの提案も必要。)

また、200万の案件を一気に開発するとなるとスケジュールが埋まって、新規案件を受けれなくなるという問題も避けられます。

20万/月にしておけば、スケジュールにも余裕がでるし、しばらく収入が安定するので精神衛生上も安心できます。

工数の問題

上の方法だと数が増えるといずれキャパオーバーしますよね。そこでアウトソーシングです。

リモートでエンジニアさんを探して契約し、開発部分をサポートしてもらいます。クライアントとのやりとりや、何をつくるか、設計まではこちらでやります。設計が8割大事で、ここがしっかりしていれば開発は任せても安心です。

なお、開発は自分も関われるように言語は統一しておいたほうがいいです。

フリーのエンジニアさんと契約するわけですが、4-5人のエンジニアさんを小額、数万円でお願いしてみて本命を絞ります。経歴だけじゃわからないんですよね。相性の問題もあります。

そして管理しないことでコストも抑えられます。先に「月◯万円でやれるだけお願いします。」という契約にしておくのです。

そうすると、契約しているエンジニアさんも空き時間を有効に使えて、月々の収入が安定するので喜ばれます。そのかわり、タスクは細分化してすぐに取りかかれるよう、backlogなどで準備、環境はこちらで整えます。

まとめ

この方法で年間売上3,600万円まで大きく伸ばすことができました。

ただ、個人ではこれ以上同じやり方では厳しいと思ったのと、受託開発に飽きたのでもう今は新規は受け付けしておりません。

これからは自分のサービス開発で売上を伸ばしていこうと奮闘しています。

ということで、少しでも僕に興味を持っていただけましたら、Twitterでフォロー、応援よろしくお願いいたします!

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PROFILE

プロフィール


入江 慎吾/サービス開発だけで生きていく
15年続けた受託開発をやめ、自分が作ったサービスだけで生きていくことを決意。同じゴールを目指す仲間が集まる入江開発室を運営 / 師弟関係がつくれるサービス「MENTA」をつくりました。
(詳しいプロフィール)

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