フリーエンジニアが年間3,600万円の売上を上げた方法を解説する | イリテク
フリーエンジニアが年間3,600万円の売上を上げた方法を解説する
はじめましての方もいると思いますので、自己紹介から。
入江慎吾と申します。Web制作会社に10年勤務後、2011年にフリーランスとして独立しました。
独立して7年経つのですが、売上は毎年右肩上がりで個人で年間3,600万円の売上を記録しました。これまでやってきたことを振り返ってまとめてみました。使えるところがあれば、使ってください。
自分のサービスをつくる
コネも何もない状態ではじめたので、最初の年は仕事がなく、ひたすら自分のサービスをつくっていました。1年で10個はつくりました。
これが直接成功したわけではなく、売上にもなってないのですが、仕事を呼び込むことにつながりました。
個人でサービスやアプリをつくってリリースしている人って日本で見れば数はかなり少ないです。(昔はもっと少なかった)
つくって出すだけでも、認知度上がります。実際、当時からTwitterのフォロワーは1,000人をすぐに超えてました。
サービスをつくってヒットしてもよし、そうでなくても実績になって、そこから仕事が発生するということで、いいことしかありません。
自分で作ったサービスは、言葉で経歴を説明する以上にわかりやすい実績です。ぜひつくりましょう。
1人じゃ難しい人は、チームで開発ができる入江開発室へ。サービス実績をつくれます。
ブログをつくる
自分のサイトはWord Pressで構築して、つくったサービスのことや、作るときにぶつかった技術的な問題と解決策をのせてました。
当時iPhoneアプリ開発の情報は少なかったので、同業者からのアクセスも増えました。その頃やっていたのはアプリの開発サポートです。
今やっているMENTAに近いですが、月額契約で個人メンターになって教えてました。出張で神奈川まで行って1週間教えたり、長崎大学にも行きました。
ブログは資産になりますし、自分の考えを知ってもらって問い合わせが入るので自動的にクライアントをフィルタリングしてくれます。ほぼ8割、ブログから仕事の話がきていました。
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受注率を上げるコツ
まず目的と予算を聞くこと。目的を達成するなら、自分だったらどうするか考えます。
例えば予算がないなら、Word Press使わずに無料ブログではじめてもいいですよね。
オンラインショップ作らなくても、十分便利なASPはたくさんあります。
打ち合わせの段階でそういう提案をしながら、予算感とやることを一緒に決めていくと、ほぼその段階で受注は決まります。
あらためて提案書をつくるのではなく、打ち合わせで提案しながら決めていく感じです。
支払ってもらえない!回収もれを防ぐには
フリーランスでお金を払ってもらえなかった!というトラブルを聞きますが、僕は一度もありません。
コツは単純で着手金を半分もらっておくことです。そうすれば、すでに払っているので、完成させようとする意識になります。
顧問契約にする
請負契約ではなく準委任契約で受けます。具体的には200万円の案件なら、10ヶ月20万円で契約します。
請負契約だと最初に仕様を決めて見積をださないといけませんが、システムなんて最初に仕様決めれません。サービスもつくりながら、形を変えていきます。
顧問契約(準委任契約)にして、月にコミットする時間を決めて、クライアントのリモート社員のようなスタイルで契約しておけば、仕様を決めながらプロダクトを開発していくことができます。
クライアントも最初に大きな費用がかからないし、少しづつ完成物を見ながら軌道修正できるので喜ばれます。
そして、そのままシステムを作った後も保守だったり、継続的な開発が続くことが多いです。(そのためにはこちらからの提案も必要。)
また、200万の案件を一気に開発するとなるとスケジュールが埋まって、新規案件を受けれなくなるという問題も避けられます。
20万/月にしておけば、スケジュールにも余裕がでるし、しばらく収入が安定するので精神衛生上も安心できます。
工数の問題
上の方法だと数が増えるといずれキャパオーバーしますよね。そこでアウトソーシングです。
リモートでエンジニアさんを探して契約し、開発部分をサポートしてもらいます。クライアントとのやりとりや、何をつくるか、設計まではこちらでやります。設計が8割大事で、ここがしっかりしていれば開発は任せても安心です。
なお、開発は自分も関われるように言語は統一しておいたほうがいいです。
フリーのエンジニアさんと契約するわけですが、4-5人のエンジニアさんを小額、数万円でお願いしてみて本命を絞ります。経歴だけじゃわからないんですよね。相性の問題もあります。
そして管理しないことでコストも抑えられます。先に「月◯万円でやれるだけお願いします。」という契約にしておくのです。
そうすると、契約しているエンジニアさんも空き時間を有効に使えて、月々の収入が安定するので喜ばれます。そのかわり、タスクは細分化してすぐに取りかかれるよう、backlogなどで準備、環境はこちらで整えます。
まとめ
この方法で年間売上3,600万円まで大きく伸ばすことができました。
ただ、個人ではこれ以上同じやり方では厳しいと思ったのと、受託開発に飽きたのでもう今は新規は受け付けしておりません。
これからは自分のサービス開発で売上を伸ばしていこうと奮闘しています。
ということで、少しでも僕に興味を持っていただけましたら、Twitterでフォロー、応援よろしくお願いいたします!
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PROFILE
プロフィール
入江 慎吾/サービス開発だけで生きていく
15年続けた受託開発をやめ、自分が作ったサービスだけで生きていくことを決意。同じゴールを目指す仲間が集まる入江開発室を運営 / 師弟関係がつくれるサービス「MENTA」をつくりました。
(詳しいプロフィール)
PRODUCT
イリテクで開発したプロダクト
フリーランスエンジニアの稼ぎ方。ぶっちゃけ…開発以外のことを頑張ったほうが結果がでます。 | イリテク
フリーランスエンジニアの稼ぎ方。ぶっちゃけ…開発以外のことを頑張ったほうが結果がでます。
フリーランスとして独立して、早いもので6年経ちました。
会社員だったころよりも必死さが違うわけで、がむしゃらにやっていると過ぎ去る時間は早いもの。
仕事をとるためにブログをはじめ、ひたすらWEBサービスやアプリをつくり、受託だけじゃなく顧問契約をはじめたり、いろんなことをやってきました。
そんなこんなやってきて今は月7桁の売上で安定してます…。
じゃあ
「どうやって安定させていったの?」
「収入を増やすにはどうしたらいいの?」
というようなことを知りたい人も多いと思います。
ということで!
この記事では僕がどのようなやり方で拡大させていったのか…そんな内容を書いていきます。
ぜひ、ごゆるりと、これからのことを考える時間に使っていただけたらと思っております。
開発だけに集中せずに、未来を耕そう
エンジニアだから開発が本業。開発に集中すべし!
…という考え方もわかるのですが、目指すべきなのはビジネスができるエンジニアです。
フリーランスエンジニアともなれば、セルフプロデュースが必要。会社の看板に頼れないですからね。
じゃあ開発以外に何をすればいいのか。
まずは開発以外の時間をつくりましょう。
僕も同じです!午前中はプログラミングでメインの開発を。午後は本を読んだり、ブログを書いて未来を耕してます。1日のうちに未来のための時間をどれだけ作れるかが大事ですよね。
— 入江 慎吾 / サービスだけで生きていく (@iritec_jp)
僕は時間をつくってこんなことをやりました。
- 自己スキルを高めて市場価値をあげる(プログラミング勉強、読書)
- ブログやSNSで集客して仕事をとる・広告収入を得る
- 自分でサービスやアプリをつくる
ひとつひとつ説明していきます。
1.自己スキルを高めて市場価値をあげる(プログラミング勉強、読書)
メインの開発スキルを磨くのはもちろんですが、これは本で学ぶより実践で学んだほうが上達が早い。なので、あえて本で勉強しよう!とは声高にはいいません。
実際の仕事で問題にぶつかりながら、その都度調べてスキルを高めていくので十分かと…。とにかく現場をがんばる!!!
だからそれよりも開発以外のスキルを高めるためにビジネス本を読むことが多いです。
そうやって読んだ本が何に役立つかと言うと…文章の書き方だったり、マーケティングだったり、SNSやブログで集客する方法だったり、タイムマネジメントによる時間の圧縮法だったり、さまざま。(これまでに読んだ本の書評)
要するにこれから後述しますけれど…
「集客して仕事をとる・広告収入を得る」
「サービスやアプリをマネタイズする方法を考える」
これらを成功させるために本を読む!勉強する!実践する!
そんな使い方をしています。
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2.ブログやSNSで集客して仕事をとる・広告収入を得る
フリーランスでブログやってない人はとんでもない機会損失です。
っていうか、どこから仕事をとってるんでしょう?(僕はコネもなにもないのでブログから仕事をとるしかありませんでした…)
僕は2011年からブログ書いてますけれど、いまもなお、開発の仕事はほとんどブログ経由でいただいてます。
まずブログをもっていない人は、サービス内容、プロフィール・経歴くらいは最低限準備して、テーマにこだわらずブログを書いてみることです。
別にうまい文章じゃなくていいし、文字数気にしなくていいし、検索エンジンすら気にしないでいいです!まずは続けるクセをつけるところから。
書いていくうちにテーマが絞られてくるし、書き方や文体もさだまってきます。
日記みたいなブログでもいいと思います。なにかのきっかけで知り合ってくれた人が読んでくれれば親近感もわいてくるかもしれないですし。
自分のことだけ書いた記事はダメだ!
— 入江 慎吾 / サービスだけで生きていく (@iritec_jp)
と言われすぎて、日記みたいなブログが減り、読者が求めていることだけを書いた、同じような記事が増えてる...。
一方、SNSの方が人の本音があふれていて「本物の情報感」が漂ってる。
テレビ離れしたようにGoogle離れが起きる日も近いのかもしれない。
同時にSNSもはじめてみる。イリテクでもブログの更新情報をTwitter、Facebookに流してますが一定数、読んでくれる人がいます。SNSがないと記事を書いた直後に読んでもらう手段がないのです…。
僕にとって、SNSは遊びじゃなくて仕事です。だから「腹減った…」とか、どうでもいいことは書かないようにしていて、まわりに役立つようなポジティブツイートをこころがけてますね。ブログやSNSがあると、アンテナが常にたっているのでいろんなことに気づきやすくなります。
フォロワーの増やし方については、下の記事を参考にどうぞ。
ブログにアフィリエイトや広告を入れて収入を増やす
記事数が増えていくと、それに応じてアクセスも増えていきます。
もちろん、ブログ経由で仕事をとるのが一番ですけれど、広告をつければ一石二鳥。
ブログからも収入を増やすことができます。記事をつくる時間がムダになりませんね…
とはいえ、相当なアクセスがないとそれだけで食べていくのは無理です…。少しでも収入のベースを増やせたらいいな〜くらいの考えでいいんじゃないかと。
ブログの書き方、マネタイズはこちらの記事をどうぞ。
Google AdSense
まず、かんたんで手軽なのはGoogleアドセンス。
Googleの審査を通れば、ブログにコードを貼るだけでOK。あとは広告内容は記事にあわせて最適化され、クリックされるとお金がはいります。訪問者が増えるのに比例して収益も増えていきます。
amazonアソシエイト
amazonアソシエイトは、amazonの商品をブログで紹介して売れるとお金が入る仕組み。イリテクでは本を紹介してます。
アフィリエイト(ASP)
アフィリエイトは、ブログやサイトで広告主のサービスや物を販売するとお金が入る仕組みです。そして広告主と広告をだす僕たちをつなぐのがASPと呼ばれるところです。
A8.netと、バリューコマースが有名です。ひとまず、ここだけ登録しておけば十分かと。
3.自分でサービスやアプリをつくる
イリテクでもいろんなサービスをつくってきました。
一番成功しているのはクラウド見積請求書作成サービス「CLOUD PAPER」。年間130万以上は何もしなくても稼いでくれています。
エンジニアは自分でつくれるスキルをもってるんですから、つくらなきゃもったいない!!!
数々の失敗経験からいえば、稼げるサービスをつくろうとするより、自分が使うサービスを作ったほうが作りやすいです。万が一、だれも使わなくても自分は使いますから…。
CLOUD PAPERも自分用につくったものをサービス化してマネタイズしているんですよね。こういうサービスをどんどん世にだしていって収益源を増やしましょう。
あと…こういうサービスをつくっておくと実績にもなるので、仕事につながりやすいですし、万が一就職しようとしたときにも有利です。
WEBサービス開発の流れはこちらも参考に。
開発以外の時間が作れない、当面の収入を増やしたい
とはいっても…駆け出しのころは特に収入がなくて不安だと思います。
未来を耕すためにブログやサービスをつくりたいけど、当面は収入が入ってきませんし、リスク高いですよね…。
そこで安易にクラウドソーシング系のサイトで仕事をとるのはおすすめしません。というのも、単価が安い上に競争が激しいから…です。
おすすめなのは高単価案件が多いレバテックフリーランスで常駐案件で収入を確保しつつ、休日や空いた時間でブログ・サービス開発をやるということ。
短期間とわりきって、単発で高単価な案件をこなして余裕資金を増やします。
裏技は常駐案件を交渉してリモート案件にしてしまうこと。リモートで週3案件にすることができれば収入面も安定します。
イリテクの今後について
CLOUD PAPERを強化してユーザー数を獲得していくこと。これはその経緯をブログにもだしていってサービス開発者に役立てればいいなと考えてます。
イリテクではこのブログで、今後もサービス開発のノウハウ・マネタイズ、ビジネスにやくだつ本の紹介、SNSマーケティングなどを書いていきますので、ぜひメルマガなどでフォローして応援してくださると嬉しいです。
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PROFILE
プロフィール
入江 慎吾/サービス開発だけで生きていく
15年続けた受託開発をやめ、自分が作ったサービスだけで生きていくことを決意。同じゴールを目指す仲間が集まる入江開発室を運営 / 師弟関係がつくれるサービス「MENTA」をつくりました。
(詳しいプロフィール)